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2008年07月01日
青森から
青森にいってきました。
佐藤潤一くんにひと目会いたくて。

そこでは勾留理由開示と意見陳述が行われていました。
高い倍率の傍聴券を当て、生まれて初めて、裁判所に入りました。

そして思わず、潤一くんの熱いハートに触れ、不覚にも涙してしま
いました。
以下、レコーダーが禁止されているため、傍聴券を当てた人たちで
必死で書き取り、記憶で補った佐藤くんと鈴木さんの意見陳述です。
ぜひ読んでください。
私は、傍聴しながら、こんなことは、金輪際これっきりにしなくて
は、と強く誓いました。
日本には民主主義が必要です。
民主主義を支えるメディアが必要です。
私たちがそれを支えなくてはいけないのです。
みんなで。
読んでください。
佐藤くんの意見陳述
佐藤潤一
昭和52年1月12日生まれ
東京都八王子市 503号
今回の件についてなぜこのようなことを行ったか、個人的なバックグラウンドを含めて説明させていただきます。
妻と2歳の子どもがいます。
休日には子どもを近くの高尾山に連れて行くのが趣味です。
自然を愛しているからです。
自然を愛しているから環境保護団体グリーンピースに入りました。
自然を愛するきっかけになったのは、アメリカのコロラド州ロッキー山脈に住んでいたのがきっかけです。自然の雄大さとそこに棲む人々。自然とどういう風に生きていくのか
自然と人間との交わいを経験して、それをこともたちにも伝えたいと思うようになった。
自然を守ることが素晴らしい、ここちよいことだと思った。
息子にもそのように感じさせたい(?)と思った。
環境をまもることが重要だと思った。
自然保護の興味は一般のひとが自然を愛するように自分も同じだった。
強いものがあった。そのような仕事につきたいと思った
アメリカから帰って、日本にはなかなかそのような仕事はなかった。
英会話の教師をして、そのとき、いろいろな人と話をして、より、自然保護をやっていきたいと強い思った。
グリーンピースが職員を募集していたので、それがグリーンピースとの出会いだった。入った当初は、国際的な団体で、国連での高いステイタスがあるといったようなことしか知らなかった。入った後、国際性、プロフェッショナル、などにたいして心が動かされた。
当初、有害物質問題を担当した。ゴミの削減、ペットボトル、子どものおもちゃの塩化ビニールを取り上げあて、それらの活動を通して、一定の成果をあげました。
活動を通して、グリーンピースは非常に誤解されているということも分りました。
国会議員、市会議員、一般市民と話していると、よく過激な団体じゃないのと聞かれる。
話していると違ったんだねといわれる。その誤解の元は大きくいうと、捕鯨問題。
捕鯨は国内では日本について外国に文句を言われたくない。西洋の団体が日本の文化に批判的なことは言われたくない。西洋と日本の意見の違い。グリーンピースの誤解を解きたいと思った。だから捕鯨問題に関わった。調査捕鯨を知れば知るほど水産庁の天下り官僚が行っている実態。100億円の税金を(使って)20年間まともな科学的論文も出ていない。しればしるほど、憤りを感じて、グリーンピース職員としてもまた一納税者としてもまた憤りを感じる。国内問題として取り上げたい。
そうしたなかで、鯨肉横領の内部告発者から情報を得て、調査を開始した。
日新丸の船員が鯨肉横流しをしているという情報を明らかにしていくということが調査捕鯨をやるべきかやめるべきかの議論をつづけるにいい材料と思った。
最初は信頼できるとは思わなかった。
しかし、ひとつひとつ調べているうちに、情報が正しいと分って、大きな不正だと確信しました。日新丸から荷物が出てきて、西濃運輸に運ばれ、それを目前にしたときに、これはなんとか明らかにしたい気持ちが高ぶったのは確かです。
西濃運輸から箱から出してそれを確保しようとしたのは私と鈴木に責任があると思っています。やはり一般のひとに証拠として見てもらいたいと強く思い、鯨肉を証拠としたいと強く思った。その調査に行きすぎあるという批判があることは重々感じています。それについて反省するべきことは反省するのは大事ですし、そのつもりです。
この反省を生かして、鯨肉横領を明らかにしていきたい。東京地検の担当者はよくやってくださった。何回も真剣に話を聞いてくれました。不起訴という処分になったが、船員の横領としてかたづけず、組織的な横領行為として日本鯨類研究所と共同船舶を含めた、捜査をやり直していただきたい。私の真摯の思いです。今後も一納税者として横領鯨肉の問題が明らかになることを願っています。
鈴木徹さん意見陳述
鈴木徹
4つのポイントがあります。
1,グリーンピースは犯罪者集団ではありません。私は、過去数年社会貢献に力を入れはじめました。ホームレス何百人への炊き出しをするグループに参加したり、東京湾の汚染を防ぐため、海草を植えたり、砂浜を清掃する団体の一員にもなり、妻とふたりでたちあげた0歳から4歳の子どもとお母さんたちがイベントを行う団体を地元の青少年センターと協力して、映画を見たり、お菓子作りをしたりしました。お子さん70人、お母さん70人の合計140人で22メートルのジャンボ海苔巻きを作ったこともありました。グリーンピースのボランティアをするのもその一環としてでした。
9ヶ月後にグリーンピースのスタッフになってほしいと言われて、緑と平和な世界にしたいと思い、グリーンピースに入りました。グリーンピースに入った時の挨拶でも言いましたが、グリーンピースの考え方がすばらしいという以上に、僕がグリーンピースに入った理由は、一人一人がとてもすてきな人ばかりだから、というのが一番の理由です。それは半年入ってからの今も変わりません。
2,横領鯨肉事件については活動の前線に立っていた一人として、表に出すことができたのはまったく氷山の一角に過ぎないということです。この背後には巨悪が隠されている、現場で動いたものとして、議論を世間に出さないといけないといけないと思った。ボックスを見て、そうしたことを確信しました。
東京地検が横領鯨肉の件を不起訴にしたのはまったく信じられません。検事の方はまだまだこれから、と言っていたのに、逮捕されたことよりも横領鯨肉の件が不起訴になったことが一番ショックでした。
3,窃盗の形で逮捕の際に、青森は38名、公安37名、合計75名のチームで乗り込んできたということを聞きました。押収されたものの中には今回に関係ない、組織概要にかかわるようなものまでが押収されたと聞いています。考え方を共有している仲間たちが捜査を受けていることを聞いて、拘留が決まった22日以降、許せないと思って、水以外一切受け付けないとハンガーストライキを宣言しました。お足かけ9日間続けてきたが、自分としては気力の続く限り、続けようと思ったが、弁護士が絶対やめろ、という説得を受け入れ、昨日のお昼でやめました。
4、上申書にまとめてありますように、今回の件に関しては違法性はないと信じています。多少、いきすぎがあったかもしれません。箱を持っていく判断をしたのは佐藤と私です。
実際に持って帰ったのは私です。中身を開けたのは私です。ビデオや写真を取って、箱は戻そうとした瞬間に佐藤が戻さないと言いました。箱を開いたら、バラバラ死体が出てくるような大きな犯罪を感じさせる、これはビデオなどで撮るだけではすまず、実物を持って暴かなければならないと思いました。
今回の行為については司法手続きによって罪があるとなれば、責任を取る気持ちはあります。自分がやった行為についてはよく理解しています。
信条として付け加えたいのは、自分の愛する家族と仲間のところに一刻も早く帰りたいです。
2008年07月01日 19:29

