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2006年04月06日

ブーゲンビル島の戦争を止めようといいだした一兵士のはなし

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田中優さんと辻さんはポートモレスビーまで一緒ですが、タニスはここからブーゲンビルに帰ります。
タニスは元ゲリラ今ピースメーカー。ピースボートの水先案内人として乗船していた仲間でした。タニスの話はまるで現代のおとぎばなしです。タニスはブーゲンビル島を鉱山開発から守るため、戦争をやめようと言い出した、いいだしっぺ、でした。

かつて島はパプアニューギニア領。鉱山の乱開発で環境は悪化。でも利益はパプアニューギニアと鉱山会社にいってしまい島はいっこうに豊かになりません。独立を求める人たちの間で戦争がおきました。そのときタニスはゲリラ兵。「とにかく死ぬのが恐かった。だからとことん考えた」。島の人口は30万人。戦争をしていても、敵は親戚だったりする。それにみんな独立したいという思いは一緒なのに、なんで戦争しているんだろう?。よーく考えて、武器がどこから来るのかを調べるうちに「もしかしてオレたち戦争やらされてるんじゃないの?オレたちが戦争することでほかの誰かが儲かってるんじゃないの?」という考えに思い当たります。そこでタニスが考えた戦争のやめ方は、歴史に残ります。まず仲間うちでしめしあわせ、敵を撃つときには、一応撃つんだけど、頭の上のはずしたところを撃つ。次は落書き。敵が見る壁に「We love you」とあちこちに書いてまわる。その次は、敵とばったり出くわしたときに、おどけた顔をして笑って手を振って走って逃げる。そうすると相手は「なに〜〜??!!」という顔をするらしい。それで「どうもへんだぞ」という雰囲気になる。そこで「戦争やめよう」という話を口づてで伝え、最後に兵士が上官を集めて、武器をみんなの前に全部出して「もう戦争は終わりです。これ以上やりたいのなら、自分でやってください」という。それでもやる、といった上官はいなかったのでブーゲンビル島の戦争は終わりました。その後パプアニューギニア政府と交渉して自治権を獲得したので、鉱山会社の営業権を取り消し、その会社は島から出て行ったのだそうです。以上は「ボクは小学校もいってないよ。村には電気もないし、貨幣もないし、石器時代の生活だよ」といいつつ、流暢な英語を話し書くタニスから怪しげな英語力の私が聞き取った話です。まちがってるよ、というところがあったら、教えてください。コメントに書いてくださいね。

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戦争をやめようと一兵士が言い出してそれが本当になる、という話が、あまり面白かったので、3時近くまでタニスの話を聞いてしまいました。「ピースメイキング以外のことで死ぬのはほんとに恐い」というタニスは、戦争兵士症候群とでもいうのでしょうか、2時から5時には頭が冴えてしまうそうです。「奇襲の時間だから」。きっとアルコールに頼っている人も多いのではないでしょうか。精神を病む人や、せっかく戦争で生き残って平和になったのに自殺してしまう人も多いそうです。一緒に戦争をやめて、島の平和をとりもどすための武装解除の仕事をした仲間は3人いたのに、ひとり死んでしまい、もうひとりも2週間前に感電自殺。いま生き残っているのはボクだけ。と、言っていました。
まだまだみんなの助けが必要なんだね。平和になったからって、安心できないんだね。キープインタッチ、プリーズ。タニス。keep in touch, tanis. please.

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2006年04月06日 08:42

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