ecocoloNo.10『エココロな暮らし方AtoZ』に掲載
カトリーナの救世主
アルジェ地区の住民を救った、ストリート・メディック
写真:カイク・アルナル【Kike Arnal】
文:ティム・シャーロック【Tim Shorrock】
2005年8月末にアメリカの南東部を襲った大型のハリケーン「カトリーナ」による被害は、さまざまな悲劇を生んだ。ニューオーリンズ市のアルジェも、被害が大きかった地区のひとつ。けれど、そこに住む人々は、突如現れた集団“ストリート・メディック”により、再び生きる希望を見いだしていった。
ハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズの街を襲った数日後、自転車に乗った見知らぬ集団がアルジェ地区に現れ、治療が必要な者はいないか、一軒一軒住宅を訪ね回っている。アルジェ地区は、ニューオーリンズ市の中でも唯一、洪水を免れた地域だが、幾日も停電が続いたほか、武装したギャングなどが暴れ回っているといううわさが流れたため、住民たちは、雨風、警察、そして、隣人すらも恐れるという、混乱と恐怖の真っただ中にいたのだ。住民たちは突然現れた集団に、「赤十字、もしくは、政府から派遣されてきたのか?」と尋ねた。というのも、どちらもまだこの街には来ていなかったからである。彼らは、「いや、違う。私たちは単なるボランティアだ」と答えた。
爛好肇蝓璽函Ε瓮妊ック瓩噺討个譴襪海僚乎弔蓮△發箸發罰稿での抗議活動においてけが人が発生した場合に、応急処置を行うために組織されたボランティアグループ。この時は、けがをした住民たちの応急処置、血圧や糖尿病の検査、不安症状などの診察を行うためにやってきていた。
(つづく)
マザー・ジョーンズよりの翻訳
Reprinted with permission from Mother Jones magazine,
©2006, Foundation for National Progress.
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