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ソナーによる海の中の犠牲者たち
米海軍のソナー実験が引き起こす、クジラの異常行動
文:ディック・ラッセル【Dick Russell】
写真:ロジャー・ジャレル【Roger Jarrell】
近年、クジラやイルカの打ち上げ事件が後を絶たない。その大きな理由のひとつとして、米海軍のソナー実験による影響が取りざたされている。しかし、アメリカでは改善に向けた法整備が一向になされず、海洋生物への被害はいまだ増加の一途をたどっている。
昨年1月、ノースカロライナ州・国立ケープハッテラス海浜公園の浅瀬に、シオゴンドウクジラの群れが打ち上げられた。発見された15頭の中には、体長6メートル、体重3トンを超えるものもいた。それから2日続けて、生まれたばかりのミンククジラ1頭、小型マッコウクジラ2頭が打ち上げられる。かつて、この浜辺で、これほど大規模なクジラの打ち上げ事件が起こったことはなかったという。
当日は、米海軍による中周波ソナーを使用した潜水艦探知演習が行われていた。水中ラウドスピーカーを使ったソナー装置で、15〜150キロ四方に響き渡る。その音の大きさは230デシベルを超え、これはアポロ計画で使われた「サターン5」ロケットの打ち上げ時に発する音に相当する。
米海軍は、ソナー実験とクジラの打ち上げには何ら関連性はないと主張している。
(一部抜粋)
マザー・ジョーンズよりの翻訳
Reprinted with permission from Mother Jones magazine,
©2006, Foundation for National Progress.
www.motherjones.com

