エコグルマンのためのBIOショップ in ブルゴーニュ【Le March? de Beaune】
ブルゴーニュの南に位置する、ボーヌの街。マルシェは毎週水・土にオスピス・ド・ボーヌ広場で開催。朝早くから、大きなカゴやエコバッグを持った人で溢れています。
豊かな土壌と気候に恵まれ、農産物に富んだブルゴーニュ地方は、ワインだけではなく美食の街としても有名。ディジョンの街中だけでもミシュランの星付きレストランは3軒、ホテルやオーベルジュも含めると20軒以上……、とにかく多い。星に関しては賛否ありますが、世界中から食通が集まり、料理を志す人々が修行に訪れる、そんな場所なのです。
その食通っぷりは、高級料理だけではなく、家庭料理も同じ。週末になると、人々は街の中心で行われているマルシェに集い、一週間分の食料を買い込む。新鮮な野菜はもちろん、果物、きのこ、肉、ソーセージ、パンから調理器具や洋服まで何でも揃う。最近はビオを掲げる店も増えてきたそう。しかし、買い物客が手を伸ばす基準は変わらない。「うまい」。それが一番なのです。
慣れた手つきで食材を選び、店主と会話を楽しみながら買い物をする。食と人を結ぶ、昔から変わらない光景が、このマルシェにありました。
ブティック・マイユ【Boutiques Maille】
12, rue de la Libert?
Tel: +33(0)3 80 30 41 02
250年にわたり食文化を支え続けるマスタードリー
1749年にアントワーヌ・マイユ氏が創業してから、日本の食卓でも定番の「マイユ」。ディジョンの街の中心、リベルテ通りのブティックでは、定番商品のほかに、エストラゴン、ピンクペッパー等伝統のレシピで造られた36種類にも及ぶマスタードや、ピクルス、オリーブオイルなどが並ぶ。ディジョンでしか味わえないのがフレッシュマスタード。18世紀式の陶器製ポンプを用い、目の前ででき立ての新鮮なマスタードを詰めてもらえる。
ラ・ローズ・ド・ヴェルジー【La Rose de Vergy】
1, rue de la Chouette
21000 Dijon
Tel: +33(0)3 80 61 42 22
アニスの甘い香りが食欲を刺激、名物スイーツ屋
ブルゴーニュに伝わるお菓子のひとつとして、パン・デピス(Pain d?pice)があります。デピスとはスパイスのことで、アニス、シナモン、クローヴが使われた香ばしいお菓子です。
ラ・ローズ・ド・ヴェルジーは、中世の雰囲気を残す建物でご夫婦が営むパン・デピス屋さん。中に入ると、ふんわりとアニスやシナモンの香りが漂ってきます。お店の地下では、17世紀と変わらない製法で毎日焼き立てのパン・デピスが作られています。
ジャン=バティスト・ジョアネ【Jean-Baptiste JOANNET】
Arcenant 21700
Nuits-St Georges
Tel: +33(0)3 80 61 12 23
母、娘と代々受け継がれる伝統のリキュール
ブルゴーニュ北側コート・ド・ニュイ地区は、ブドウよりも小さな果実を作る農家が多い場所。この小さなドメーヌでは、ノワール・ド・ブルゴーニュというカシスを中心に、フランボワーズやいちごの果実酒を製造。栽培、加工、醸造にいたるまで、母と娘の二人で切り盛りしています。それゆえ生産量が限られており、年間2万5千本が限界なのだとか。昔ながらの製法で丁寧に造られたフルーツリキュールを求めて、遠くから足を運ぶ人は少なくない。
ラ・カバーヌ・ア・フリュイ【La Cabane ? Fruits】
46, rue des Forges
21000 Dijon
Tel: +33(0)3 80 50 08 15
混じりけのない味がする、フルーツ専門店
ディジョンの街にオープンしたばかりの「ラ・カバーヌ・ア・フリュイ」。モダンな内装の店には、フランスの家庭には欠かせないジャム(コンフィチュール)をはじめ、コンポートやフルーツゼリー、パテなど、果物を素材に用いた加工品がずらり。中でもコンポート(写真)は、実の形や色を美しく保ちつつ、添加物を加えずに作るため、完成までにおよそ3カ月もかかるそう。昔から保存食として家庭で作られていた、フルーツの美味しさを召し上がれ!
写真:ARIKO
文:朝比奈千鶴
取材協力:南アフリカ航空、南アフリカ観光局

