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No Bar Code ecocoloNo.8『エココロな食卓』に掲載

現代のフードシステムに警鐘を鳴らす、ある農夫の物語 この見出しの固定リンク

文:マイケル・ポーラン【Michael Pollan】
写真:ジム・フランコ【Jim Franco】

さまざまな形態のフードシステムが、社会の端っこで育ち始めている。
現在、オーガニック、バイオダイナミックなど、多種多様なフードシステムが存在する。この利点は、あらゆる緊急事態に対応できるということ。干ばつなどの天災、土壌汚染、 BSE問題、オイルショックなどが起きた場合、大型フード・チェーンにだけ頼っている人々は、どうやって食料を手に入れるのだろうか?このような問題点を露呈するかのように、田舎にある個人牧場主の市場がにぎわっている 。

私は、事あるごとに“オーガニックを超えた農場”で育てられた肉の噂を耳にしてきた。だから、どうしてもその肉を食べてみたかった。しかし、驚くべきは、その肉の美味しさより、むしろ“オーガニックを超えた農場”の在り方だった。
バージニア州シェナンドア川流域の小高い丘に広がる「ポリフェイス牧場」は、現在、アメリカ国内でも、最も生産力が高く、サステイナブルな農場のひとつとされている。ジョエル・サルトンは、ここで5種類の家畜(牛、鶏、豚、七面鳥、うさぎ)を飼っており、生草、サイレージ、乾草、わら類などの粗飼料で育てている。

 ある日、私はジョエルに電話をして、若鶏を送ってもらいたいと頼んだのだが、彼は「送ることはできない」と言った。私は、発送作業が間に合わないのだと思い、「自分で配送業者を手配するから」と伝えたところ、「そうじゃない。君はわかっていないようだ。フェデックスでどこでも送れるような肉は、サステイナブルでも、オーガニックでもない。もし、ここの鶏肉が欲しいのなら、自分で車を運転して取りに来るんだな」と、その口調は真剣そのものだった。

〈つづく〉

マザー・ジョーンズよりの翻訳
Reprinted with permission from Mother Jones magazine,
©2005, Foundation for National Progress.

http://www.motherjones.com


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